特殊装置の設計・製作
Lib
<概要>
- 本装置は、リサイクルが困難であった、電池の多層電極材料を、単一の材料に分離します。
- 電池の電極材料(リチウムイオン電池など)の製造工程で発生するロス材をリサイクルします。
- ロス材では価値の無い複合材料を、単一の材料に戻し、価値を復元します。
詳細なパンフレットは、用意しております。
(5つのタイプを製作できます。)
- 銅/カーボン 剥離装置(Type1) 負極 巻物専用(N-Type1.pdf)
- 銅/カーボン 剥離装置(Type2) 負極 ハギレ専用(N-Type2.pdf)
- アルミ/コバルト 剥離装置(Type1) 正極 巻物専用(P-Type1.pdf)
- アルミ/コバルト 剥離装置(Type2) 正極 ハギレ専用(P-Type2.pdf)
- カーボン/コバルトの高純度化装置 ハギレ専用(Koujou.pdf)
メールにて請求願います。(英文メールは、英語→日本語に変換してください)
本装置の経済効果について
(目安:相場は変動します。)
- コバルトの回収 $40/Kg
- カーボンの回収 12円/Kg
- 銅の回収 $6/Kg
- アルミの回収 $2/Kg
- 価値の無くなった複合材料を、単一の材料に戻すことで、価値を回復します。
- リチウムイオン電池 負極材(カーボン55%、銅45%)
- 1t(トン)の廃品材料を処理した場合 銅$2700-
- (円を¥100-として、銅¥270,000-)
セパレーターの場合
セパレーターの製造工程において、樹脂に配合された無機フィラーを酸/塩基で洗浄する際に、
樹脂が酸/塩基をはじいてしまい、無機フィラーを効率よく、洗浄することができません。
塩酸中に親和剤(薬品)を添加することで、効率UPを図っています。
分かり易い例
樹脂の上に水を落とすと水滴になって、はじいてしまうのと同じ現象です。
水に石鹸を含ませると、はじく現象が抑えられます。
(石鹸=親和剤)
セパレーターの製造工程で使用される親和剤(界面活性剤など)は高価な薬品で消耗品です。
使用済みの廃液に、
親和剤が含まれた廃液の処理は高価になり、二重の高価が製造単価を
押し上げてしまいます。
弊社が開発した親和装置は、水と電気は使用しますが、薬品を全く使用しません。
(仕組みについては、守秘義務契約を締結しなければ、説明できません。)
薬品を使用しない為、製造単価を安価にします。
その他の効果
酸/塩基で洗浄した後の水洗時間も短縮できます。(水使用量も少なくなります)
電極材の場合
リチウムイオン二次電池の場合は、
正極材(アルミ箔+コバルト系酸化物)、負極材(銅箔+カーボン)で構成されています。
コバルト系酸化物、カーボンを活性物質と呼びます。もともとは粉体です。
リチウムイオン二次電池の製造工程において、
箔に貼り付けされた活性物質が粉体化して、飛沫します。
飛沫すると、製造装置の各部に付着し、清掃しなければなりません。
最終的には、圧延ロールにまで飛沫が及びます。
(清掃しなければ、不良品の発生原因となります。)
清掃中は生産が停止し、稼働率が低下してしまいます。
弊社が開発した親和装置を使用することで、飛沫を大幅に軽減できます。
なお、活性物質の組成には何ら影響を与えません。
この親和装置は、水と電気は使用しますが、薬品を全く使用しません。
(仕組みについては、守秘義務契約を締結しなければ、説明できません。)
清掃時間が短縮できることで、製造単価を安価にします。
その他の効果
圧延ロールで活性物質の厚みを均一にするのですが、
その偏差(CPK)を小さくできます。(厚みの不均一が減ります。)
品質の安定化が図れ製造ロスを軽減できます。
(正極材、負極材のロスを、リサイクル業者へ渡す量を軽減できます。)
この親和処理装置は、セパレーターメーカー、電池メーカーに販売実績があります。
親和処理装置のデモンストレーション動画