リチウムイオン二次電池の電極材を分離し単体化する装置 巻物専用
負極材は、銅箔にカーボンが塗られた状態です。
接着剤にはPVDFが使われているのが一般的。
巻物は、このような構造になっています。
リチウムイオン二次電池の製造工場では、日々ロスが発生しています。
製造量の20%がロスになっています。
この材料を銅炉にいれてしまうとPVDFが分解を起こし、フッ素ガスが発生します。
極めて有害なガスである為、環境問題を軽視している地域で処理されています。
実用化に成功した離剥装置
上段軸は銅箔のみの巻取り。
本装置は電源のみで作動し、一切の水や薬品は使用しません。
下段はカーボン付き銅箔をセット。
カーボン付き銅箔から、カーボンの薄膜のみを剥離します。(単体化)
剥離されたカーボンはラーメン状になって回収されます。銅箔は99%に純度が高められます。