弐号機 / ゼーベック電池
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主題:ゼーベック効果による発電装置
副題1:ペルチェ素子による温度差発電
副題2:ゼーベック電池
最終更新日2013年9月25日
Last update 9,1,2000
株式会社レック制御
★ ペルチェ素子を使って、ゼーベック電池を作るホームページです。 ★
★ ダイレクトに「火」を使います。熱湯と氷水は使いません。特許出願中 ★
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弐号機の
/ 効率 / を考える
弐号機にヒートシンクを付けて
/ 効率 / を考える(自然空冷式)
弐号機にラジエターを付けて
/ 効率 / を考える(強制空冷式)
@今回用意した物は、100mm×365mm×1.0mmの銅板
2枚、100mm×300mm×2.0mmのアルミ板を1枚、
10mm×30mm×1.5mmのアルミアングルを1m、ペルチェ素子(S.I.S.製T150−60−127型)を12枚、半田とシリコングリスを各1個。
その他
金鋸、電気ドリル、半田ごて(100Wは必要)、M3ボルト・ナット、など。
A銅板5枚、アルミ板1枚を100mm角に切る。アルミアングルも長さ100mmで切る。
Bアルミアングルは角を落とす。アルミ板は穴加工を施して、ビス止めする。スカート部分はこれで完成。
C銅板に3mmタップ穴を施して、首下40mmのM3ボルトを通す。
Dボルトの頭は半田付けしておく。(防水になる)
E銅板を図のように半田付けする。
F銅板側にペルチェ素子を3段4組で並べる。ペルチェ素子の表面には、全てシリコングリスを塗り、熱伝導を良くしておく。
↑スカートを取り付けM3ナットで締め付ける。
ただし、締めすぎるとペルチェ素子が割れてしまうので加減する。
配線は、3段部分を並列にし、それを4組直列接続にする。
これで完成。
G水を800cc入れて、バーナーを点火します。(微弱な炎)
H発生電力がLED5個では補えなかったので、電球(3.6V150mA
2個を並列)を負荷とします。
点火後数十秒で、明るく電球が光り出します。
I4V600mAを示しています。
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弐号機の/ 効率 /
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壱号機と同様に、100ccのホワイトガソリンを燃焼させ、効率を測定します。
壱号機の実験は火力が「小」でしたので、今回も「小」です。
@エクセルで実験結果を見る。
電流は約800〜500mA、電力は、約4000〜2200mW、積算電力は4400mWhです。
上部温度は約96℃、下部温度は約180℃で、温度差は84℃です。
100ccの燃料は、1.17KWhの電力を生みます。
(詳細は 壱号機の / 効率 / を考える
を参照してください。)
今回は4400mWh取り出せたので、
0.376%の効率。となります。
壱号機が0.212%だったので77%改善できた事になります。
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弐号機にヒートシンクを付けて/
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ヒートシンクで冷却部の温度を下げ、効率の改善を見てみましょう。(自然空冷式)
冷却部は100mm×100mmの開口部があり、手持ちのヒートシンクが120mm×120mmしかなかったので、
これを強引に使用してみます。
↓120×120×30mm(ASK30120W)ヒートシンク ↓みっともないけど、ヒートシンクのほうが大きいのでとりあえず斜めにして入れる。
100ccの燃料で実験した結果は、
電流は約750〜500mA、電力は、約3300〜2300mW、積算電力は4550mWhです。
上部温度は約96℃、下部温度は約180℃で、温度差は84℃です。
100ccの燃料は、1.17KWhの電力を生みます。
(詳細は 壱号機の / 効率 / を考える
を参照してください。)
今回は4550mWh取り出せたので、
0.389%の効率。となります。
ヒートシンクが無い場合が0.376%だったので、たいして改善されていません。
感覚的にはもう少し改善されるかとも思いましたが...。
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弐号機にラジエターを付けて/
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ラジエター(ヒートシンク+ファン)で冷却部の温度を下げ、効率の改善を見てみましょう。(強制空冷式)
冷却部は100mm×100mmの開口部があり、手持ちのヒートシンクが120mm×120mmしかなかったので、
これを強引に使用してみます。
ファンは24V45mA(1.08W)の電力を消費します。
↓120×120×30mm(ASK30120W)ヒートシンク ↓みっともないけど、ヒートシンクのほうが大きいのでとりあえず斜めにして入れる。
100ccの燃料で実験した結果は、
電流は約650mA、電力は、約3000mW、積算電力は5260mWhです。
上部温度は約76℃、下部温度は約178℃で、温度差は102℃です。
100ccの燃料は、1.17KWhの電力を生みます。
(詳細は 壱号機の / 効率 / を考える
を参照してください。)
今回は5260mWh取り出せたので、
0.45%の効率。となります。
しかし、ファンが1.08W消費するので、実運転時間はグラフから6300秒で、
これを元に計算すると1890mWhを消費したことになります。
したがって差は、3370mWh(効率0.29%)になってしまい、期待した効果は得られなかったことになります。
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